山を追うより、坂道を育てる。売上を安定させる考え方

家元の雑談

売上は、急な山よりも、ゆるやかな坂道を積み上げるほうが続けやすいです。受注生産やフルオーダーの仕事では、波が大きすぎると段取りや人手の調整が難しくなるからです。

一時的に跳ねても、山が大きすぎると次が苦しくなる

このときは楽天スーパーセールの流れもあり、昨日はこれまでの楽天売上の中でいちばん大きな数字が出た、という記録がありました。ただ、こうした伸びはうれしい反面、受注生産のTシャツづくりではそのまま喜びきれない面もあります。

売上が一気に跳ねると、設備の準備や人の手配、作業の流れが追いつきにくくなります。だからこそ、山のような波をそのまま増やすより、全体として少しずつ上がっていく形のほうが現実的です。

セール中でも、次の柱づくりを進める

そのため、このタイミングでは楽天の動きに合わせて追いかけるのではなく、フルオーダーTシャツの段取りを優先して進めていました。モール通販は勢いが出ると強い一方で、セールの影響で売上にムラが出やすいこともあります。

フルオーダーは、待っていれば自然に注文が積み上がる形ではありません。だからこそ、営業の準備や案内の整備が大切になります。まずはLINE内で見せるカタログや価格表のラフを作るところから進めていました。

価格が見えないと、相談もしにくい

営業を進めるうえで、価格表がないままでは見込み客も動きにくいです。何ができるのか、どのくらいの考え方で進めるのかが分からないと、相談の入口が作りにくくなります。

そこで、スプレッドシートにあらかじめ用意しておいたラフをまとめて形にしていく流れが役立ちます。作業しながら調整しやすく、間違いがあっても元データを残しやすいからです。ひとつずつ手作業で整えるより、まず土台を作ってから詰めるほうが進めやすい場面があります。

通販の波を追うより、自分から取りに行く

売上の山を待つより、自分で狙いにいく営業のほうが向いている、という感覚もあります。仕掛けを作って待つ通販と、相手に向けて提案していく営業では、やることの質が違います。

この日は、昨日の山をそのまま山として残すのではなく、営業の力で坂道に変えていく、そんな意識が強く出ていました。急に大きく伸びる日があっても、次につながる形に整えられるかどうかが大事です。

勢いだけに頼らず、積み上げで伸ばす。そう考えると、フルオーダーの準備は遠回りではありません。むしろ、安定した流れを作るための大事な一歩です。

通販の山を眺めるより、営業で坂道を増やしていく。そんな気持ちで進めていけば、波の大きさに振り回されにくくなります。勝負どころはあっても、最後に効くのは日々の積み重ねです。

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