
沖縄の方言「なんくるないさぁ」。聞いたこと、ありますよね。
今日の「俺流総本家」の名言は、「なんくるないさぁ」。「なんくるないさぁ」の本当の意味を教えます。
「なんくるないさぁ」の本当の意味

沖縄の優しそうなおばあちゃんが、「なんくるないさぁ」って言ってるシーン。目に浮かびますよね。
「なんとかなるよ」っていう意味だと思っていませんか? コレ、言葉が独り歩きしちゃったんです。実は「なんくるないさぁ」は、沖縄の歴史に深く関わっています。
「なんくるないさぁ」の前は別の言葉があって、本来は「まくとぅそーけーなんくるないさ」と言うんだそうです。
「まくとぅそーけーなんくるないさ」は、人として「まくとぅそーけ=正しいこと」をすれば」「なんくるないさ=何とかなるさ」という意味です。
過酷な沖縄の歴史

まとめると、「くじけずに正しい道を歩む努力をすれば、いつか良い日が来るよ」っていうこと。ただ単に「何とかなるよ~」と楽観的な見通しから出た言葉じゃなかったんですね。
沖縄県は昔、琉球という国でした。首里城を中心とした琉球は、日本や中国に出かけていき、さまざまな品物を売り買いしました。
しかし1609年薩摩藩に侵攻され、明治時代になると、450年間続いた琉球王国は沖縄県となります。1945年には、アメリカ軍が沖縄に上陸。地上戦の舞台となり、たくさんの人が亡くなりました。
時代の流れに振り回され、散々苦労してきた琉球。理不尽で過酷な環境の中、いつしか『まくとぅそーけーなんくるないさ』の言葉が生まれたのでしょう。
「くじけずに正しいことをしていれば、いつかはなんとかなる!」 そんな風に思いながら、日々、耐えていたのかもしれませんね。
人事を尽くして天命を待つ

「なんくるないさぁ」という優し気な響きから、面倒なことがあるたびに「なんくるないさぁ」を連発していた人もいるのでは?
「適当にやっとけば、なんとかなるっしょ」っていう軽いノリじゃなくて、「人事を尽くして天命を待つ」という意味合いがあったんです!
「沖縄の皆さん、すみません。勘違いしてました!」という人は、俺流総本家の「なんくるないさぁ」を着てください。気合の入った1日が過ごせるはずです。
【 言葉は行動を作り、行動は未来を作る! 】

前向きな言葉に触れると、少しだけ前に進める様な気がします。 皆さんの人生がTシャツで前向きに変わって頂けたら幸いです!
By 俺流総本家